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2018年9月16日 (日曜日)

「在府町の家」 内と外を等価につくる。

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これから始まるプロジェクトのひとつに

 
「在府町の家」という弘前市の市街地に建つ
 
住宅があります。
 
この住宅は不思議なことに、
 
家の中に外があって、それが内より大きい住まいです。
 
なんだか謎々みたいですが、そんな住宅です。
 
2
 
↑空から見下ろすとこんな感じになっていて、
 
上の1/3位が2階建ての内部空間。
 
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この住宅の入口は建物の右下の角にあって、
 
一枚目の扉を開けると前室という、公私を
 
切り替えるための部屋があります。
 
次の扉が鍵付きの玄関扉。
 
その扉を開けると大きな広場が
 
広がっています。この外部空間はもう
 
家の内側。
 
ふつうは玄関扉は屋内と屋外の境界に
 
設けられていますが、この住宅では
 
そもそも家の入口ってどこからだろう?
 
ということについて考えました。
 
 
きっかけはこの建て主さんのライフスタイル。
 
プランの時のヒアリングで、ボルダリングとか
 
スキーとかロードバイクとかスラックラインという
 
綱渡りの様なスポーツとか、外で遊ぶことが
 
大好きだということをお話されました。
 
また、それらの道具のメンテナンスや、
 
保管するスペースも必要だということ。
 
僕の頭の中は、家の中のつくり方より
 
外のつくり方でいっぱいになって、
 
思い切って内部より外部の方が大きいお家を
 
ご提案しました。
 
3
 
中庭というよりは、広場。
 
家の中の広場で、
 
自転車いじりもボルダリングもスキーも
 
スラックラインも、新しく始めるどんなことでも
 
やっちゃおう!
 
夏にはテントを張って思いっきりバーベキューをして、
 
冬には雪山をつくってかまくらで遊べる。
 
物干しも子供達の遊びも庭づくりも、なんでもできる。
 
前室や外部収納の上部の屋根には、ウッドデッキを 
 
敷いて、さらに居場所を大きく!
 
ポイントは、鍵付きの玄関扉が広場より手前にあること。
 
人目を気にせず部屋着のまま使い倒せる
 
「我が家の広場」をつくってみたいと思いました。
 
将来小さな離れをつくるのもいいなぁ・・・。
 
子供の友達が集まって、外で思い切り遊んでくれると
 
嬉しいなぁ。。と妄想しきり。
 
 
建物と庭は通常庭が付随する主従関係が
 
ありますが、この住宅では内と外が同じ位の
 
重要度で設計されています。
 
(むしろ外の方が重要気味かも?)
 
4
 
これから工事が始まって、植栽なんかの外構までで
 
来年の春完成。
 
 
 
これからが楽しみです! 
 
 
葛西 瑞都

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