2015年12月のブログ

2015年12月19日 (土曜日)

空間の感じ方に変化があること

今回は「本町の家」の内部について。

内部空間と同じ大きさの中庭が

寄り添っている建物なので

内部の各スペースも、

中庭がどう見えるか?とか

中庭からどう見えるか?とか、

頭の中で内と外を行ったり来たり

しながら考えました。

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内部ではできるだけ様々な感じ方の

空間をつくろうとしています。

吹抜けで勾配屋根の迫力を感じられる

リビングや、小上がりで天井高さの低い和室、

中庭を間近に眺められるダイニング、

大きな窓からの光が充満する

2階の渡り廊下など。様々な性質の

居場所をつくると、

その場所の使い方や家族同士の距離感や

中庭との関係に多様性が生まれると

いつの間にか無意識に考えているようです。

多様性があると、想像していなかった

色々な楽しい出来事が

起こりそうだからでしょうか。。。

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そしてこの「本町の家」で一番期待しているのは、

その多様性の中で内と外が混ざり合った

新しいライフスタイルが生まれることです。

天気の良い日に窓を全開すると、

外まで住空間がブワっと広がっていくような

感覚があって、いつの間にか

居間の続きとして庭で寛いだり、

子供が遊んだりするような感じです。

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空で街と繋がっているこの中庭を、

まるで内部の様に感じたり使ったりできるならば、

物理的な建物の大きさや床面積なんていうものは

全然重要じゃないと考えています。

街角の交差点にひっそりと佇むこの住宅は

密かに街全体へ広がっていくんだ!

と信じて設計しています。

あ~、妄想は楽しいし、

妄想が現実になるのはもっと楽しいなぁ・・・。

 

葛西 瑞都

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2015年12月18日 (金曜日)

「本町の家」

前回も少しご紹介した「本町の家」

の模型が完成して、ワクワクが納まら

なかったので、今回も

「本町の家」のお話です。

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敷地は街の大通りから一本入った、

人通りも車通りも多い道路の一角にあり、

さらに細い道にも接している、

いわゆる二面接道の敷地です。

建物自体の設計以上に、

敷地にどのように配置するかが

大きな課題でした。

僕としては、住宅を道路からなるべく離して、

大きな窓はカーテンで閉じるような外観は

つくりたくありませんでした。

住人が周辺地域を信用していないような

雰囲気になるからです。

そこで、内部と同じ大きさの外部空間を持つ

住宅を提案しました。

住宅と街との間に大きな中庭を配置することで、

お互いの中間領域の様な空間をつくっています。

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歩行者の空を狭くしないよう建物の高さを

極力抑え、屋根には大きく育った中庭の緑を

街と共有できるよう大きな開口を設けました。

住み手にとっては周囲からの視線や騒音を

気にすることなく、部屋着のまま庭にふらっと

出られるような安心感を。街にとっては

このお家がある事で、

いつの間にか少し風景が豊かになっているように。

派手な装飾や奇抜な形の「目立つ建物」ではなくて、

周辺と静かに調和しつつも

「際立つ建物」になれば良いと思います。

 

葛西 瑞都

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